Return to Japanese style  Gohan-ya Usagi   「日本建築への回帰」ごはん家 うさぎ
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■「ひとつながりの空間」
家にたとえると居間でごはんを食べるような感覚である。陽当たりの良い「居間」
と、やかんの湯気や包丁の音が感じられる「台所」の両方が、どの席に座っても感じられることを心掛けた。
この懐しい安心感を生み出すには、ひとつながりの空間ボリュームが必要だった。
途切れることなくつながる塗り壁はすべてのものを包容し、吹抜けを貫く大開口は、
ゆるぎない力強さで陽光を導く。
窓を開け放つと、風が軽快に季節の息吹きを連れてくる。